IT系でやめとけと言われる仕事5選|年収・将来性をデータで整理

IT系の仕事は人材不足と言われる一方で、「やめとけ」と検索される職種が複数存在します。

この記事では、厚労省の賃金構造基本統計調査や職業情報サイト(jobtag)のデータをもとに、IT系で「やめとけ」と言われやすい5つの職種を並列で整理しました。

この記事は特定の資格を否定するものではなく、公的データに基づく判断材料の整理です。

この記事の判断基準

「やめとけ」かどうかの判断は個人の優先順位で変わります。この記事では以下の3軸でデータを整理しています。

年収水準:賃金構造基本統計調査に基づく平均年収。同じIT系の中で職種ごとにどの程度差があるかを比較します。

学習コスト:資格やスキル習得にかかる費用と期間。投資額に対して年収が見合うかどうかの判断材料です。

将来の需給バランス:IT人材の需要動向や市場の変化。今後の雇用安定性を見通すための材料です。

なお、この記事では順位づけは行いません。5職種を並列に紹介し、読者自身が比較して判断できる形式をとっています。

IT系で「やめとけ」と言われる5つの仕事

以下の5職種について、それぞれのデータと「やめとけ」と言われやすい理由を整理します。

システムエンジニア(SE)

賃金構造基本統計調査(令和5年)によると、システムエンジニアの平均年収は約569万円です。ただし、基盤系SE(約684万円)と業務系SE(約557万円)で約127万円の差があります。

「SEやめとけ」と言われる背景には、長時間労働や納期プレッシャーの厳しさがあります。クライアントとの折衝やスケジュール管理の負担が大きく、技術力だけでは対応しきれない業務が発生しやすい職種です。

学習コストは0〜80万円、期間は半年〜2年が目安です。将来の需要は増加傾向にあり、転職のしやすさも高い水準です。

詳しくは個別記事で整理しています。→ システムエンジニア(SE)やめとけの詳細

社内SE

社内SEの平均年収は約534万円(賃金構造基本統計調査・令和4年ベース)で、システムエンジニアと比べるとやや低い傾向です。

「社内SEやめとけ」と言われる理由の一つは、スキルの幅が限定されやすい点です。社内システムの運用・保守が中心になるため、最新技術に触れる機会が少なく、市場価値が伸びにくいという声があります。

一方で、残業が少なめで働きやすいという特徴もあり、人気のある職種です。資格は不要で、実務経験が重視されます。

詳しくは個別記事で整理しています。→ 社内SEやめとけの詳細

ITエンジニア

経済産業省調査および賃金構造基本統計調査によると、ITエンジニアの平均年収は約550万円です。正社員の平均月収は約38.6万円で、地域差も大きく、東京では約580万円、大阪では約520万円、地方では約450万円となっています。

「ITエンジニアやめとけ」と言われやすい背景には、技術の変化スピードが速く常に学び続ける必要がある点があります。スキルのアップデートを怠ると市場価値が急速に下がるリスクがあります。

学習コストは独学なら0円、スクール利用で20〜80万円が目安です。経済産業省によるとIT人材不足は深刻化しており、将来の需要は増加傾向です。

詳しくは個別記事で整理しています。→ ITエンジニアやめとけの詳細

インフラエンジニア

賃金構造基本統計調査(令和4年)によると、インフラエンジニアの平均年収は約660万円です。全産業平均(約496万円)と比べて高水準であり、IT系5職種の中でも突出しています。

「インフラエンジニアやめとけ」と言われやすい理由は、夜間・休日のシステム障害対応が発生しやすい点です。サーバーやネットワークの運用は24時間稼働が前提のため、オンコール体制や深夜対応が避けられないケースがあります。

学習コストは0〜50万円で、LPIC等の資格取得が一般的です。クラウドやセキュリティ分野の需要増に伴い、将来の需給見通しは明るい職種です。就業者数は約74万人とされています。

詳しくは個別記事で整理しています。→ インフラエンジニアやめとけの詳細

Webデザイナー

Webデザイナーの平均年収は約480.6万円(賃金構造基本統計調査・令和4年)で、全産業平均(約496.5万円)をやや下回る水準です。

「Webデザイナーやめとけ」と言われる背景には、年収の伸びにくさがあります。IT系5職種の中では最も年収が低く、インフラエンジニアとは約180万円の差があります。

学習コストは0〜50万円、期間は3か月〜1年と比較的短いのが特徴です。独学でも始められますが、スクール利用の場合は20〜50万円が目安です。

詳しくは個別記事で整理しています。→ Webデザイナーやめとけの詳細

5職種の比較一覧表

ここまで紹介した5職種のデータを一覧表で比較します。

職種 平均年収 学習コスト 学習期間 将来需要
システムエンジニア 約569万円 0〜80万円 半年〜2年 増加
社内SE 約534万円 -(実務経験重視)
ITエンジニア 約550万円 0〜80万円 半年〜2年 増加
インフラエンジニア 約660万円 0〜50万円 半年〜2年 増加
Webデザイナー 約480.6万円 0〜50万円 3か月〜1年

年収の幅は約480万〜660万円で、最大約180万円の差があります。学習コストはいずれも比較的低く、0〜80万円の範囲に収まっています。将来需要が「増加」と明示されているのはシステムエンジニア・ITエンジニア・インフラエンジニアの3職種です。

まとめ

IT系で「やめとけ」と言われやすい5職種を、公的データをもとに並列で整理しました。

年収面ではインフラエンジニア(約660万円)が頭一つ抜けており、Webデザイナー(約480.6万円)が最も低い水準です。ただし、年収だけで判断するのは早計です。社内SEのように残業の少なさを重視する人には魅力的な職種もあります。

「やめとけかどうか」は、年収・働き方・学習コスト・将来性のうち何を優先するかで変わります。この記事の比較一覧表やデータを参考に、自分の判断軸と照らし合わせてみてください。

各職種の詳細は個別記事で掘り下げています。気になる職種があれば、そちらもあわせてご確認ください。


この記事のデータソース:

  • 厚生労働省 職業情報提供サイト(jobtag)[取得日: 2026-03-30]
  • 賃金構造基本統計調査 令和4年・令和5年(職種により年度が異なります)
  • 経済産業省 IT人材需給に関する調査
  • 最終更新日: 2026-03-30

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