医療系でやめとけと言われる資格5選|年収・コスト・将来性をデータで整理

医療系の国家資格のなかでも、年収・養成コスト・将来性の面で「やめとけ」と言われやすい5つの資格があります。

この記事では、理学療法士・作業療法士・診療放射線技師・臨床検査技師・鍼灸師の5資格について、厚労省の賃金構造基本統計調査やjobtagのデータをもとに判断材料を整理しました。

ご注意

この記事は特定の資格を「取るべきではない」と断定するものではありません。個人の適性・経済状況・キャリアプランによって判断は異なります。あくまで検討材料としてお読みください。

「やめとけ」の判断基準について

この記事で取り上げる5資格は、ネット上で「やめとけ」という声が目立つ医療系国家資格です。選定にあたっては順位付けや優劣の判定は行っていません。

判断軸として使用したのは、年収水準(賃金構造基本統計調査)・養成コスト(学費と修業年数)・雇用市場の状況の3点です。

それぞれの資格がどのような理由で「やめとけ」と言われているのかを、公的データに基づいて整理していきます。

医療系でやめとけと言われる資格5選

以下の5資格について、それぞれ「やめとけ」と言われる主な理由とデータを紹介します。並び順に優劣はありません。

理学療法士

賃金構造基本統計調査(令和6年)によると、理学療法士の平均年収は約444万円です。この数値は理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士の4職種合算データとなっています。

同じ医療系で養成期間も近い診療放射線技師(約550万円)や臨床検査技師(約541万円)と比べると、約100万円の差があります。養成校の学費は400〜700万円で、投資回収に時間がかかる点が「やめとけ」と言われる主な理由です。

一方で、有効求人倍率は4.53倍(令和6年度・jobtag)と高く、就職先に困りにくい職種でもあります。年収と就職のしやすさのどちらを重視するかで評価が分かれます。

詳しいデータは個別記事で整理しています。理学療法士はやめとけ?の詳細記事へ

作業療法士

作業療法士の平均年収も約444万円です(賃金構造基本統計調査 令和6年・PT/OT/ST/ORT合算データ)。理学療法士とほぼ同等の水準で、養成コストも400〜700万円と共通しています。

理学療法士と同じく、診療放射線技師・臨床検査技師と比較した年収差が「やめとけ」の根拠として挙がりやすい資格です。

高齢化によるリハビリ需要の増加は見込まれていますが(jobtag)、養成校の卒業生も増えているため、将来の需給バランスには注意が必要かもしれません。

作業療法士はやめとけ?の詳細記事へ

診療放射線技師

診療放射線技師の平均年収は約550万円(賃金構造基本統計調査 令和6年)で、今回取り上げる5資格のなかでは高い水準です。令和5年は約537万円でした。

年収だけを見ると「やめとけ」と言いにくい水準ですが、養成コスト400〜700万円に加え、大学4年または専門学校3年の養成期間が必要です。

就職先が病院・クリニックにほぼ限定される点や、医療技術の高度化に伴う継続的な学習負担が「やめとけ」と言われる理由として挙がることがあります。

放射線技師はやめとけ?の詳細記事へ

臨床検査技師

臨床検査技師の平均年収は約541万円です(賃金構造基本統計調査 令和6年)。月給約36.98万円・賞与約97.52万円という内訳で、令和5年は約509万円でした。

養成期間は3〜4年、学費は400〜700万円と他の医療系資格と大きな差はありません。診療放射線技師との年収差は約40〜50万円で、放射線技師の方がやや高い水準です。

検査の自動化・AI化の進展による将来の業務変化を不安視する声があり、これが「やめとけ」の一因になっている可能性があります。

臨床検査技師はやめとけ?の詳細記事へ

鍼灸師(はり師・きゅう師)

鍼灸師の平均年収は約459万円です(厚生労働省統計・月収約31.85万円)。養成期間は専門学校3年で、学費は300〜500万円と他の医療系資格よりはやや低めです。

鍼灸師が「やめとけ」と言われる背景には、開業しないと収入が伸びにくい構造があります。雇用される場合の給与水準は限られ、独立開業には経営リスクが伴います。

はり師121,757人・きゅう師119,796人(厚生労働省 2018年末時点)と有資格者数は多く、競争環境も考慮に入れる必要があります。

鍼灸師はやめとけ?の詳細記事へ

5資格の比較一覧表

ここまで紹介した5資格のデータを一覧で比較します。

資格名 平均年収 養成期間 学費目安 主な「やめとけ」理由
理学療法士 約444万円 3〜4年 400〜700万円 近接職種との年収差
作業療法士 約444万円 3〜4年 400〜700万円 近接職種との年収差
診療放射線技師 約550万円 3〜4年 400〜700万円 就職先の限定・学習負担
臨床検査技師 約541万円 3〜4年 400〜700万円 検査自動化への不安
鍼灸師 約459万円 3年 300〜500万円 開業リスク・競争環境

年収データの出典はすべて賃金構造基本統計調査(令和6年)または厚生労働省統計です。理学療法士・作業療法士の年収はPT/OT/ST/ORT合算データのため、単独職種の正確な数値ではない点にご留意ください。

まとめ

医療系で「やめとけ」と言われやすい5資格を、年収・養成コスト・雇用市場のデータで整理しました。

年収水準は約444万〜550万円の幅があり、養成コストは300万〜700万円です。どの資格にも「やめとけ」と言われる理由がある一方、求人倍率の高さや社会的な需要といったプラス面もあります。

資格選びで後悔しないためには、年収だけでなく業務内容との相性や、自分のキャリアプランに合っているかどうかを確認することが重要です。各資格の詳細は個別記事で整理していますので、気になる資格があればそちらもご確認ください。


この記事のデータソース:

  • 厚生労働省 職業情報提供サイト(jobtag)[取得日: 2026-03-30]
  • 賃金構造基本統計調査 令和6年(理学療法士・作業療法士・診療放射線技師・臨床検査技師・鍼灸師)
  • 最終更新日: 2026-03-30

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