ITエンジニアとインフラエンジニアどっちがいい?6項目で比較した

ITエンジニア(開発系)は柔軟な働き方と副業余地で有利、インフラエンジニアは年収水準と安定性で有利という傾向がデータから読み取れます。

この記事では、賃金構造基本統計調査・経済産業省の調査・X投稿の傾向分析をもとに、両職種を6項目で比較しました。

こんな人はITエンジニア(開発系)向き

リモートワークや副業を重視する人。プログラミングに興味がある人。学習コストを抑えつつ独学で始めたい人。

こんな人はインフラエンジニア向き

年収水準の高さを重視する人。夜間対応・障害対応を許容できる人。クラウドやセキュリティ分野でキャリアを伸ばしたい人。

ITエンジニア vs インフラエンジニア:6項目で比較

ここからは、ITエンジニア(開発系)とインフラエンジニアを具体的なデータで比較していきます。どちらが自分に合うかの判断材料として確認してください。

年収(賃金統計データ)

X投稿の傾向分析について

検索期間:直近6か月 / 検索式:各職種名 (やめとけ OR 後悔 OR つらい OR きつい OR 辞めたい OR 食えない OR 役に立たない OR 意味ない) / 取得件数:各100件 / リポスト・重複除外済み / 1投稿に複数ラベル付与あり

経済産業省調査および賃金構造基本統計調査によると、ITエンジニア全体の平均年収は約550万円です。東京では580万円、大阪では520万円、地方では450万円程度と地域差があります。

インフラエンジニアの平均年収は約660万円(賃金構造基本統計調査 令和4年)で、ITエンジニア全体と比べて約110万円高い水準です。全産業平均496万円と比べても高水準にあります。

年収だけで見ると、インフラエンジニアに軍配が上がります。ただしインフラエンジニアは夜間対応や障害対応が発生しやすく、拘束時間を考慮すると単純比較は難しい面もあります。

学習コスト・参入のしやすさ

ITエンジニア(開発系)の学習コストは0〜80万円が目安です。独学であれば無料の教材も多く、プログラミングスクールを利用する場合は20〜80万円が相場です。期間は半年〜2年程度が一般的です。

インフラエンジニアの学習コストは0〜50万円で、LPICやCCNAなどの資格取得が一般的なルートです。期間は同じく半年〜2年程度です。

金額だけで見るとインフラエンジニアの方がやや低コストで参入しやすいと言えます。ただし、開発系は無料の学習リソースが豊富な点で独学のハードルは低い傾向があります。

将来性(需給推計)

経済産業省によると、IT人材の不足は今後さらに深刻化する見通しです。ITエンジニア全体の需要は増加傾向にあり、開発系・インフラ系のどちらも人材不足が続くと見込まれています。

インフラエンジニアについては、クラウド移行やセキュリティ需要の増加が追い風になっています。AWSやAzureなどのクラウドスキルを持つインフラエンジニアの需要は特に高い状況です。

将来性に関しては、両職種とも「増加」の見通しで大きな差はありません。ただしインフラ側はクラウド・セキュリティという明確な成長分野がある点で、スキルの方向性が見えやすいと言えます。

体力的負担・職場環境

X投稿の傾向分析では、インフラエンジニアの「きつい」が100件中16件(16.0%)と突出して高い結果でした。「辞めたい」も12件(12.0%)あり、体力面・精神面の負荷が大きい傾向がうかがえます。

一方、ITエンジニア全体では「きつい」が100件中6件(6.0%)、「つらい」が3件(3.0%)と、インフラエンジニアと比べて割合は低めです。

インフラエンジニアの負担が大きい背景には、夜間の障害対応や待機当番の存在があります。X投稿でも「夜間対応・障害対応が無限」「運用の契約にないことをしないといけない」といった不満の傾向が確認できました。

転職のしやすさ

転職のしやすさは、ITエンジニア・インフラエンジニアともに「高い」と評価されています。IT人材全体の不足が続いているため、経験者であれば転職先に困りにくい状況です。

ITエンジニア(開発系)は言語やフレームワークの経験が評価されやすく、ポートフォリオで実力を示しやすい特徴があります。

インフラエンジニアはLPIC・CCNA・AWS認定などの資格が転職時の評価に直結しやすい傾向があります。未経験からの参入も、資格を取得すればチケットになりうるという声がX投稿でも見られました。

独立・副業余地

ITエンジニア(開発系)はフリーランスとしての案件が豊富で、副業との相性も良好です。リモートワーク可能な案件が多く、場所を選ばない働き方がしやすい職種です。

インフラエンジニアは物理的なサーバーやネットワーク機器を扱う業務が多いため、フルリモートの案件は開発系と比べて少ない傾向があります。ただし、クラウドインフラに特化すればリモート案件も増えてきています。

副業・独立の選択肢を広く持ちたい場合は、開発系のITエンジニアの方が有利と言えます。

比較まとめ表

ここまでの比較結果を一覧にまとめます。

比較項目 ITエンジニア(開発系) インフラエンジニア
平均年収 約550万円 約660万円
学習コスト 0〜80万円 0〜50万円
学習期間 半年〜2年 半年〜2年
将来性 増加(IT人材不足) 増加(クラウド・セキュリティ需要)
X投稿「きつい」割合 6.0% 16.0%
転職のしやすさ 高い 高い
副業・独立余地 広い(リモート案件豊富) やや狭い(クラウド特化なら可)

まとめ

年収水準を最優先にするなら、平均年収が約110万円高いインフラエンジニアに分があります。ただし、X投稿の傾向分析が示すように「きつい」の割合が16.0%と高く、夜間対応や障害対応の負担は覚悟が必要です。

働き方の柔軟性や副業余地を重視するなら、開発系のITエンジニアの方が選択肢は広がります。リモートワーク対応の案件が多く、フリーランスとしての独立もしやすい環境です。

どちらの職種もIT人材不足を背景に需要は増加傾向にあります。自分が何を優先するか(年収か、働き方の自由度か、体力的な負担の少なさか)を軸に判断してみてください。


この記事のデータソース:

  • 経済産業省 IT人材需給調査 / 賃金構造基本統計調査 令和4年・令和5年(ITエンジニア・インフラエンジニア)
  • X(旧Twitter)投稿の傾向分析 [検索語: ITエンジニア / インフラエンジニア (やめとけ OR 後悔 OR つらい OR きつい OR 辞めたい OR 食えない OR 役に立たない OR 意味ない) / 期間: 直近6か月 / 件数: 各100件]
  • 最終更新日: 2026-03-30

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