理学療法士はやめとけ?年収・コスト・現場の声をデータで整理した

理学療法士は、近接する医療職と比べた年収の低さ・養成校の学費負担・昇給の伸びにくさで後悔しやすいと言われています。

この記事では、厚労省の職業情報サイト(jobtag)・賃金構造基本統計調査・X投稿の傾向分析をもとに、「理学療法士はやめとけ」と言われる理由を判断材料として整理しました。

こういう人にはやめとけ

年収500万円以上を早い段階で目指したい人。学費400〜700万円の投資回収を重視する人。昇給ペースが遅い環境に耐えられない人。

こういう人なら検討余地あり

リハビリの仕事内容自体に強い関心がある人。求人倍率の高さ(4.53倍)を活かして地方でも安定して働きたい人。

理学療法士をやめとけと言われる理由

「理学療法士 やめとけ」と検索する人が多い背景には、データで裏付けられる複数の要因があります。ここでは主な理由を整理します。

理由1:同じ医療職と比べて年収が低い

X投稿の傾向分析について

検索期間:直近6か月 / 検索式:理学療法士 (やめとけ OR 後悔 OR つらい OR きつい OR 辞めたい OR 食えない) / 取得件数:100件 / リポスト・重複除外済み / 1投稿に複数ラベル付与あり

賃金構造基本統計調査(令和6年)によると、理学療法士の平均年収は約444万円です。これは理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士の4職種合算データです。

同じ医療系国家資格である診療放射線技師(約550万円)・臨床検査技師(約541万円)と比較すると、約100万円の差があります。養成期間はいずれも3〜4年で大きく変わらないため、投資に対するリターンの差が目立ちます。

職種 平均年収(令和6年) 養成期間
理学療法士(PT/OT/ST/ORT合算) 約444万円 3〜4年
診療放射線技師 約550万円 3〜4年
臨床検査技師 約541万円 3〜4年

直近6か月のX投稿を確認すると、「昇給幅が小さい」「何年経っても年収が上がらない」という不満が複数見られました。

理由2:養成校の学費が400〜700万円かかる

理学療法士になるには、専門学校(3年制)または大学(4年制)の養成課程を修了する必要があります。学費の目安は400〜700万円で、この金額は決して小さくありません。

年収444万円の水準で学費を回収しようとすると、診療放射線技師や臨床検査技師と比べて回収期間が長くなります。奨学金を利用した場合、返済が生活を圧迫するリスクもあります。

理由3:体力的・精神的にきつい

X投稿の傾向分析では、「つらい」が100件中8件(8.0%)、「きつい」が6件(6.0%)と、体力面・精神面の負担を訴える声が目立ちました。

理学療法士の業務は患者の身体を直接支えるリハビリが中心で、腰痛など自身の身体トラブルを抱える人も少なくありません。年収の伸びにくさと合わせて、負担感が大きくなりやすい構造です。

理由4:「辞めたい」「後悔」の声が一定数ある

X投稿では「後悔」が7件(7.0%)、「辞めたい」が4件(4.0%)と、キャリア選択自体を悔やむ声が確認できました。

Googleサジェストでも「理学療法士 辞めたい」「理学療法士 やめてよかった」「理学療法士 やめたほうがいい」といった検索語が並んでおり、検索段階から迷いを抱えている人が多いことがうかがえます。

理由5:養成校の選択で後悔しやすい

Googleサジェストには「理学療法士 専門学校 やめとけ」も出現しています。専門学校3年制は学費を抑えられる反面、大学卒と比べて初任給や昇給テーブルに差が出る職場もあります。

進路選択の段階で養成校のタイプによるキャリアへの影響を把握しておかないと、入職後に後悔する要因になり得ます。

理学療法士で後悔しやすい人の特徴

どんな職業にも向き・不向きがあります。以下の特徴に当てはまる人は、理学療法士として後悔しやすい傾向があります。

年収を重視するタイプ。近接する医療職(診療放射線技師・臨床検査技師)と比較して約100万円の年収差があるため、収入面の不満を感じやすくなります。

学費の投資回収を重視するタイプ。400〜700万円の養成コストに対し、年収の伸びが緩やかなため回収に時間がかかります。

体力に自信がないタイプ。患者の身体を支えるリハビリ業務が中心で、自身の身体への負担が大きい職種です。

昇給ペースを気にするタイプ。X投稿でも「何年経っても年収が上がらない」という声が確認されており、長期的な収入の伸びに不安を感じやすい人には厳しい環境です。

理学療法士をやめとけチェックリスト

以下の項目に当てはまるかチェックしてみてください。

チェック項目 Yes / No
年収500万円以上を30代前半までに達成したい
学費400〜700万円の投資回収を5年以内に見込みたい
腰痛や身体的な負担が続く仕事は避けたい
同じ養成期間なら、より年収の高い医療職を選びたい
リハビリの仕事内容より、待遇や将来性を優先したい

3つ以上当てはまるなら、慎重に検討した方がよいかもしれません。逆に当てはまらない項目が多い場合は、理学療法士の仕事内容自体に魅力を感じている可能性があります。

それでも理学療法士を目指すなら確認したいこと

「やめとけ」の理由を把握したうえで、それでも理学療法士を目指す場合に確認しておきたいポイントを整理します。

求人倍率4.53倍の意味を理解しているか。厚労省jobtagによると、理学療法士の有効求人倍率は4.53倍(令和6年度)です。就職先に困りにくい職種であることは数字が示しています。ただし、求人が多い=待遇が良いとは限らない点は注意が必要です。

養成校のタイプ(専門学校 vs 大学)を比較したか。学費・修業年数・卒業後の昇給テーブルが異なります。進路選択の段階でこの違いを把握しておくと、入職後の後悔を減らせます。

近接職種との比較を済ませたか。診療放射線技師・臨床検査技師・作業療法士など、同じ医療系で養成期間が近い職種との年収・業務内容の違いを確認しておくと、自分にとっての優先順位が明確になります。

まとめ

理学療法士が「やめとけ」と言われる主な理由は、近接する医療職(診療放射線技師・臨床検査技師)と比べて年収が約100万円低いこと、養成校の学費が400〜700万円かかること、体力的・精神的な負担が大きいことの3点に集約されます。

一方で、有効求人倍率4.53倍が示すように就職先に困りにくい職種でもあります。「やめとけかどうか」は年収と仕事内容のどちらを優先するかで答えが変わります。

判断に迷ったら、まずチェックリストで自分の優先順位を確認してみてください。


この記事のデータソース:

  • 厚生労働省 職業情報提供サイト(jobtag)[取得日: 2026-03-30]
  • 賃金構造基本統計調査 令和6年(理学療法士・診療放射線技師・臨床検査技師)
  • X(旧Twitter)投稿の傾向分析 [検索語: 理学療法士 (やめとけ OR 後悔 OR つらい OR きつい OR 辞めたい OR 食えない) / 期間: 直近6か月 / 件数: 100件]
  • 最終更新日: 2026-03-30

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